某月某日、シャボン玉石けん工場の心臓部、けん化釜のフロアに潜入してきました。残念ながら、セキュリティが高く、釜炊き職人が石けん素地の出来具合をなめながら確認する姿を写真に収めることはできませんでした(本当は、10月24日、見学してきただけです。また、写真はすべて許可を得て撮影したものです)。
シャボン玉石けんでは、石けんと合成洗剤の違いの説明を受けました。
表示を見ればわかるそのことでした。
・薬機法では、石ケン素地かラウレス硫酸Naか。家庭用品品質表示法では、純石けん分か界面活性剤か。
ほかにも、石けんについて大変勉強になり、シャボン玉石けんがますます好きになりました。娘が保育園の頃から、アレルギーだったので、シャボン玉石けんベビー用を愛用しています。
印象に残っている話をメモしました。
・無添加の石けんは、空気に触れると酸化するため、表面が白から茶色く変色するので、これは品質が悪いからではない。
・合成洗剤が日本で広がったのは昭和30年代だそうです。
・今でも、日本橋の橋洗いは石けん。石けんなら、そのまま川に排水で流せるからだそうです。橋掃除する子どもたちにも安全です。
・衣類の洗濯で、汚れが落ちるのは、せっけんと合成洗剤のどちらか?
合成洗剤は白くするが、汚れが落ちたわけではない。蛍光増白剤で、衣類を白く染める。だから、食品や傷口に触れるものには使えない。漂白剤は、汚れを落として白くする。
消火剤もつくっているとは知りませんでした。
後半は、労働安全衛生の取り組みについてうかがいました。これは、普通の見学コースにはありません。今回は、社会保険労務士会の工場見学ということで、特別にお願いして、快諾していただきました。
見学が終わると、オリーブオイル石けんやシェアバター石けんなど、普段のスーパーでなかなか見かけない商品を紙袋いっぱいに買い物して、帰途に着きました。
工場の皆さん、ありがとうございました。
これからもいい商品を作り続けてください。応援しています。